普通車の重量税早見表―車検2年分の額と、エコカー・13年経過の分かれ目、照会サービスの使い方
前回の車検で重量税がエコカーの額だった普通車でも、2026年5月1日以後の車検では、エコカー以外の額になることがあります。エコカーに当たる燃費の基準が、この日から引き上げられたためです。車両重量1,000kg超1,500kg以下で、初度登録から13年未満の自家用車なら、15,000円だった重量税が24,600円になります。
13年・18年がたった車は、エコカー以外の額がさらに上がります。13年経過の額になるのは、初度登録から13年がたつより前です。
今度の車検で払う額は、車検証にある車両重量と初度登録年月から絞り込めます。
車両重量ごとの早見表(車検2年分)
車検証の用途が「乗用」で自家用の普通車は、車検のときに次の表の額を納めます。3ナンバーも5ナンバーも同じ表です。2026年5月1日からの継続車検(車検証の有効期間が2年の車)の税額で、額そのものは2023年5月の表から変わっていません。
車両重量は車検証の「車両重量」欄の値で、電子車検証の券面にも載っています。13年未満・13年経過・18年経過の3列は、エコカーに当たらない車の額です。
| 車両重量 | 免税 | エコカー | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|
| 500kg以下 | 0円 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
| 500kg超1,000kg以下 | 0円 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
| 1,000kg超1,500kg以下 | 0円 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
| 1,500kg超2,000kg以下 | 0円 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
| 2,000kg超2,500kg以下 | 0円 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
| 2,500kg超3,000kg以下 | 0円 | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
1,500kgちょうどの車は、1,000kg超1,500kg以下の行です。3,000kgを超える車も500kgまたはその端数ごとに同じ幅で上がり、エコカーは5,000円、13年未満は8,200円、13年経過は11,400円、18年経過は12,600円ずつ加わります。3,100kgの車は3,500kgの区分になり、13年未満なら57,400円です。
エコカーに当たる車は、13年・18年がたっても額が上がりません。
車検証の用途が「貨物」の車(4ナンバー・1ナンバー)は、この表を使いません。車両総重量で区分され、継続車検の有効期間も1年なので、国土交通省の税額表の「トラック」の欄にある1年分の額です。キャンピングカーなどの特種用途自動車(8ナンバー)も車両総重量で区分される別の表で、乗車定員が11人以上の車も乗用車の表を使いません。事業用など車検証の有効期間が1年の乗用車も、表とは別の額です。
エコカーに当たる燃費の基準
表の「エコカー」の額になるのは、燃費と排出ガスの基準を満たす車です。2026年5月1日から2028年4月30日までの車検では、ガソリン車とLPG車(ハイブリッド車を含む)は次の3つをすべて満たすと当たります。クリーンディーゼル車は、3つ目が平成30年排出ガス規制への適合になります。
- 令和2年度燃費基準を達成している
- 令和12年度燃費基準の達成率が80%以上
- 平成30年排出ガス規制に適合し、窒素酸化物の排出量が基準値より50%以上少ない
80%という下限は、2026年5月1日に引き上げられたものです。車検証の交付を受けた時期ごとの下限は次のとおりです(平成30年排出ガス規制の条件を満たす車の場合)。
| 車検証の交付を受けた時期 | エコカーの額になる令和12年度燃費基準の達成率 |
|---|
| 2024年1月〜2025年4月 | 70%以上 |
| 2025年5月〜2026年4月 | 75%以上 |
| 2026年5月〜2028年4月 | 80%以上 |
前回の車検を上の2段の時期に受け、達成率がその時期の下限以上80%未満の車は、2026年5月以後の車検ではエコカー以外の額です。早見表の同じ行で、「エコカー」から「13年未満」の列へ移ります。
WLTCモードの燃費値を持たない古い車は、別の基準で判定されます。2026年5月からは、令和2年度燃費基準の116%以上ならエコカーの額です。JC08モードの燃費値も持たない車は、平成22年度燃費基準の173%以上でも当たります。排出ガスの条件は平成17年排出ガス規制の75%低減で、ディーゼル車は平成21年排出ガス規制への適合です(ディーゼル車に173%の基準はありません)。2025年5月〜2026年4月は、116%が109%、173%が162%でした。
燃費基準の達成の度合いは、車検証の備考欄に記録されていることがあります。書き方は「令和12年度燃費基準80%達成及び令和2年度燃費基準達成車」のような形です。電子車検証では券面に出ずICタグの備考欄に入っているので、車検証閲覧アプリか自動車検査証記録事項で読みます。記録が見当たらない車でも、照会サービスで出た額を早見表と見比べると、どの列で計算されたかが分かります。
電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリッド車・天然ガス自動車(平成30年排出ガス規制に適合するもの)は、2028年4月30日までの2回目以降の車検では、原則としてエコカーの額です。
新車のときに重量税が免除された車のうち、電気自動車などの4種類と、燃費がとくに良いガソリン車・LPG車・ディーゼル車の乗用車は、最初の車検も0円になります。燃費の条件は令和12年度燃費基準の達成率で、2025年4月までに新車登録した車なら120%以上、2025年5月から2028年4月までに新車登録した車なら125%以上です。どちらも、新車のときの車検証の満了日から数えて15日を経過する日までに次の車検証の交付を受け、新車のときから構造などを変えていない場合に限ります。この15日を過ぎると、最初の車検でも重量税がかかります。
13年経過・18年経過に移る月
普通車の13年経過・18年経過は、車検証の「初度登録年月」から月単位で数えます。国土交通省の資料には次のようにあります。
初度登録年月(小型二輪車の場合は初度検査年月)から12年10ヶ月以後に自動車検査証の交付等を受ける場合、「13年経過」となります。
初度登録から13年がたつ月より2か月前の月の1日から、エコカー以外の車は13年経過の額です。初度登録の日付は関係しません。2014年1月に初度登録した車なら、13年がたつ2027年1月の2か月前、2026年11月1日以後に車検証の交付を受けると13年経過の額になります。18年経過も同じ数え方で、初度登録年月から17年10か月以後です。
車検証の交付を受ける月ごとに、初度登録年月で区分を分けると次の表になります。
| 車検証の交付を受ける月 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|
| 2026年10月 | 2014年1月以後 | 2009年1月〜2013年12月 | 2008年12月以前 |
| 2026年11月 | 2014年2月以後 | 2009年2月〜2014年1月 | 2009年1月以前 |
| 2026年12月 | 2014年3月以後 | 2009年3月〜2014年2月 | 2009年2月以前 |
| 2027年1月 | 2014年4月以後 | 2009年4月〜2014年3月 | 2009年3月以前 |
| 2027年2月 | 2014年5月以後 | 2009年5月〜2014年4月 | 2009年4月以前 |
| 2027年3月 | 2014年6月以後 | 2009年6月〜2014年5月 | 2009年5月以前 |
| 2027年4月 | 2014年7月以後 | 2009年7月〜2014年6月 | 2009年6月以前 |
| 2027年5月 | 2014年8月以後 | 2009年8月〜2014年7月 | 2009年7月以前 |
| 2027年6月 | 2014年9月以後 | 2009年9月〜2014年8月 | 2009年8月以前 |
| 2027年7月 | 2014年10月以後 | 2009年10月〜2014年9月 | 2009年9月以前 |
| 2027年8月 | 2014年11月以後 | 2009年11月〜2014年10月 | 2009年10月以前 |
| 2027年9月 | 2014年12月以後 | 2009年12月〜2014年11月 | 2009年11月以前 |
2026年11月1日に一つ上の区分へ移るのは、初度登録が2014年1月(13年経過へ)と2009年1月(18年経過へ)の車です。普通車は、毎月1日にその月の分が切り替わります。軽自動車は初度検査の年で数えるので、この表は使えません。
境目を決めるのは、運輸支局などで車検の手続きをして、車検証の交付を受ける日です。整備工場に入庫した日や点検した日では決まりません。照会サービスも、検査予定日を「運輸支局等で継続検査等の手続きを行う予定日」としています。
車検は、満了日の2か月前から受けても満了日が変わりません(2025年4月1日から)。2か月前より早く車検証の交付を受けると、残っていた有効期間を失います。満了日は電子車検証の券面には載っていないので、車検証閲覧アプリでICタグを読むか、フロントガラスの検査標章で確かめます。
満了日を変えずに13年目の車検を早め、13年未満の額で受けられるかの分かれ目は、満了日の2か月前の日と、13年経過に移る1日のどちらが先かです。2014年1月20日に新車で登録し、周期どおりに車検を受けてきた車なら、満了日は2027年1月19日に来ます。2か月前の2026年11月19日は、13年経過に移る11月1日より後なので、満了日を変えずに受けられる2か月のどこで受けても13年経過の額です。
満了日の月が初度登録の月とずれている車(一時抹消のあとで登録し直した車など)は、切り替わりの1日がこの2か月の中に入ることがあります。初度登録が2014年1月で満了日が2026年12月20日の車なら、10月20日から車検を受けられ、10月中に車検証の交付を受ければ、エコカー以外でも13年未満の額です。
照会サービスの使い方
自分の車の額は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確かめられます。普通車などの登録車が対象で、軽自動車は軽自動車検査協会の別のサービスで調べます。使えるのは土日祝日も含めて1時から23時までです。12月29日から1月3日までと、メンテナンスの間は止まります(直近では2026年10月16日23時ごろから17日5時ごろまで)。
車台番号はハイフンも含めた全桁が必要です。英数字と記号だけの番号なら「車台番号が英数字のみの場合」を選び、半角(英字は大文字)で入れます。「国[01]012345」のように漢字を含む番号なら「車台番号に漢字が含まれる場合」を選び、漢字を一覧から選んでから続きの数字を入れます。
検査予定日は、運輸支局などで車検の手続きをする予定の日です。カレンダーから選ぶか、「2026/11/02」の形で直接入れて、「照会」を押します。
検査予定日を空欄にしたときの結果は、車検証の満了日に手続きした場合の額です(満了日を過ぎていれば入力エラー)。エコカー以外の車で、車検証の交付を受ける予定の日と満了日のあいだに13年経過・18年経過へ移るものは、空欄のままだと実際に払う額より高い額が出ます。
結果の画面に出るのは、車台番号、検査予定日、有効期間年数、自動車重量税額と、補足があるときのメッセージです。エコカーか13年経過かといった区分名は出ないので、額を早見表と見比べれば、どの列で計算されたかが分かります。0円と出たら、免税か非課税の車です。
照会の額が実際の額と食い違うことがあるのは、次の場合です。
- その日に受けた検査の情報は翌日に反映されるので、当日に照会すると前の情報で計算される
- 構造や用途の変更を予定している車は、変更後に払う額と差が出ることがある
- 初度登録年月が分からない車は、結果に注意のメッセージが出て、車検のときに運輸支局の窓口で判断される
新車を登録するときの額は、このサービスでは照会できません。
動作を保証しているのは、Windows 11のMicrosoft EdgeとGoogle Chromeです。スマートフォンなら、国土交通省の車検証閲覧アプリでも同じ照会ができます。電子車検証のICタグをオンラインモードで読み取ったあと、「照会メニュー」から「次回自動車重量税額照会」を選び、検査予定日を入れます。予定日の欄の初期値は満了日です。
運輸支局の窓口で車検を申請するときは、この額の自動車重量税印紙を自動車重量税納付書に貼って納めます。ワンストップサービス(OSS)で申請するときは、ATM、インターネットバンキング、クレジットカードで納めます。
出典
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