国土交通省は2026年3月12日、本田技研工業、Thai Honda Co.,Ltd.、住友ゴム工業から届出のあったリコール情報を発表しました。対象はホンダ「CBR600RR」2,389台、「Rebel 250/CL250」31,470台、大型トラック・バス用スタッドレスタイヤ「DUNLOP SP062」239本です。いずれも走行安全性に関わる不具合で、最悪の場合、後輪ロックによる転倒、火災、ハンドル操作不能による転倒、タイヤのバーストに至るおそれがあります。現時点で事故の報告はありませんが、対象車両・対象タイヤを使用している方は速やかな確認と対応を推奨します。
今回の不具合はいずれも車両の走行安全性に直結する重大な内容です。 二輪車では転倒や火災、大型車ではバーストの危険があり、使用継続前に対象確認を優先したい案件です。
車名:ホンダ CBR600RR
製造期間:2024年1月11日~2025年10月15日
対象台数:2,389台
車名:ホンダ Rebel 250/CL250
製造期間:2022年12月14日~2025年3月19日
対象台数:31,470台
商品名:DUNLOP SP062
製造期間:2024年4月28日~2024年6月1日
対象本数:239本
ホンダ「CBR600RR」は、原動機のシリンダ加工の工程管理が不適切だったため、シリンダ表面が粗くなり、エンジンオイルが燃焼室まで吸い上げられて燃焼し、オイル消費量が増えることがあります。その結果、オイルの潤滑不良で異音が発生し、そのまま使用を続けると、走行中にエンジンが破損して後輪がロックし、転倒する、または火災に至るおそれがあります。不具合報告は8件で、事故の報告はありません。
ホンダ「Rebel 250/CL250」は、ハンドルロックを固定するボルトの締付け方法が不適切なため、ボルトの締結力が不足しているものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、ボルトが緩んで停車時にハンドルをロックできないおそれがあります。また、外れたボルトがフレームに挟まると、最悪の場合、ハンドルが転舵できず転倒するおそれがあります。不具合報告は1件で、事故の報告はありません。
DUNLOP「SP062」は、製造工程における検出機器の管理が不十分だったため、サイドウォール部に配置しているスチール材料へのゴム付きが不足し、タイヤ内面のゴム厚みが薄くなるものがあります。そのため、走行中にサイドウォール部が損傷し、膨れや亀裂が生じてエアが漏れ、最悪の場合、タイヤのバーストが発生するおそれがあります。不具合報告は3件で、事故の報告はありません。
CBR600RRは、全対象車両についてエンジンを点検し、異常がある場合はシリンダの良品が組み込まれたエンジンサブアッセンブリに交換します。異音がある場合は、エンジンをアッセンブリで交換します。リコール開始日は2026年3月13日です。
Rebel 250/CL250は、全対象車両についてハンドルロック締付けボルトを新品に交換し、規定トルクで締め付けます。なお、部品の準備に時間を要するため、まずは不具合内容を周知し、部品の準備ができ次第、あらためて連絡するとしています。
DUNLOP SP062は、不具合対象タイヤを良品タイヤと交換します。リコール開始日は2026年3月13日です。
対象車両・対象タイヤをお持ちの方、または運用している事業者は、販売店やメーカー案内窓口へ連絡のうえ、車台番号や識別番号を確認し、早めに点検・交換・修理をご予約ください。
原典(一次情報):
国土交通省 報道発表資料(2026年3月12日)
リコールの届出について(ホンダ CBR600RR)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001986239.pdf
国土交通省 報道発表資料(2026年3月12日)
リコールの届出について(ホンダ Rebel 250 他)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001986242.pdf
国土交通省 報道発表資料(2026年3月12日)
リコールの届出について(DUNLOP SP062)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001986127.pdf