熊本県に使用の本拠を置く自動車のうち、車検の満了日が7月29日から8月28日までのものは、有効期間が8月31日まで伸びました。九州運輸局が7月29日に公示した措置です。車検証の書き換え手続きは要りません。
使用の本拠の位置とは、その自動車を主に使う場所として車検証に記載されている住所です。所有者の住所とは別項目で、県外に住んでいて熊本の事業所で使っている車なら、記載は熊本県内になります。被災の有無や、いま車が置かれている場所は関係しません。
対象地域は熊本県で、市町村の限定はありません。登録自動車と検査対象軽自動車の両方が対象で、軽自動車検査協会も7月29日に同じ内容を周知しました。根拠は道路運送車両法第61条の2、同日付けで熊本運輸支局長が公示しています。
紙の検査標章(ステッカー)は、車室内側の面に「自動車検査証の有効期間の満了する日」が印字されています。フロントガラスの内側から読めます。
電子車検証はICタグを車検証閲覧アプリで読み取ります。アプリに対応したパソコンかスマートフォンが必要です。
ナンバープレートに貼るタイプの標章は、この確認方法から除かれています。図つきの説明は九州運輸局の報道発表資料にあります。
有効期間の伸長にともなう車検証の記載変更手続きは不要です。8月31日までに継続検査を受ければそのまま使えます。
自賠責保険には猶予があります。受検までに保険契約期間の終期が来る契約は、継続契約の締結手続きが伸長日までを限度に猶予されます。九州運輸局の資料には「令和8年8月31日の継続検査を申請する時までに契約すればよい」とあります。具体的な扱いは契約先の代理店等へ相談してください。
| 元の満了日 | 新しい満了日 | 増える期間 |
|---|---|---|
| 7月29日(水) | 8月31日 | 33日 |
| 8月14日(金) | 8月31日 | 17日 |
| 8月28日(金) | 8月31日 | 3日 |
8月29日と30日は土日です。熊本運輸支局の申請書等の受付は平日のみなので、8月28日が満了日だった車に増える平日は、8月31日(月)の1日だけになります。1か月ぶんの満了車の締切が8月31日に揃います。
指定工場で使う保安基準適合証や限定自動車検査証の有効期間について、今回の報道発表に記載はありません。確認先は熊本運輸支局の整備部門(096-369-3130、音声ガイダンスで「2」)です。
熊本運輸支局には本庁舎と三角庁舎があり、閉庁したのは三角庁舎です。三角庁舎が扱うのは船員の雇入契約、海技免状、船舶の登録・検査といった海事関係の事務で、自動車の検査・登録の手続きは行っていません。
三角庁舎(宇城市三角町三角浦1160番地20 三角港湾合同庁舎)は庁舎の一部が破損したため、7月29日12時から閉庁しています。開庁予定は改めて掲載されます。
自動車の手続きを扱う本庁舎(熊本市東区東町4丁目14番35号)は、7月29日8時30分から通常どおり開庁しています。
報道発表は「今後の状況に応じ、有効期間の再伸長及び対象地域の拡大等を検討してまいります」と結ばれています。8月31日という期限が動くか、熊本県以外へ対象が広がるかは、7月29日の時点では決まっていません。
地震への備えと、運転中に被災したときの動き方は、第一報「【緊急防災ガイド】熊本で最大震度7の地震が発生―車を運転中に被災したらどう動く?適切な対処法と避難ルール」にまとめています。
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