目次
東京湾アクアラインはなぜ「4,000円」から「800円」になったのか?
神奈川と千葉を15分で結ぶ東京湾アクアライン。
かつて片道4,000円という高額料金で「ガラガラの道路」と揶揄されましたが、現在はETC車800円(平日)で利用できます。
なぜこれほど劇的に安くなったのか? その裏側にある「巨額の建設費」と「起死回生の政治決断」を解説します。
1. 「土木界のアポロ計画」:1兆4,409億円の巨大投資
アクアラインの建設は、当時の日本技術の粋(すい)を集めた国家プロジェクトでした。
- 世界最大級の海底トンネル: 軟弱な海底地盤を掘り進める難工事。
- 人工島の建設: 「海ほたる」と「風の塔」。
総工費は約1兆4,409億円。「土木界のアポロ計画」と称されるほどの難工事とコストが、当初の高額料金の主因となりました。
2. 開業当初の誤算:閑古鳥とストロー現象
1997年の開業時、通行料は普通車4,000円。
往復8,000円という高さに利用者は二の足を踏み、交通量は想定を大幅に下回りました。